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デッサン額縁とは

目次

• 基本的な構造
• 各部位の名称と役割
• 各部分のサイズ

基本的な構造

• 裏板
• 厚み調整材
• 台紙
• 作品
• マット
• ガラスorアクリル
• フレーム

• トンボ
• 吊り金具
• 紐（ひも）

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各部位の名称と役割

• ■フレーム
  • 【呼び名】 フレーム、枠、縁、等
  • 【材質】 木、樹脂、アルミ、MDF、等
  • 【役割】
    • ・作品と空間の調和。
    • ・作品の装飾、保護。
  • 【備考】
    「木製の額縁＝木目調」ではなく、塗装や金箔等の仕上げにより、様々なデザインがございます。
    また、樹脂やアルミ製のものでもナチュラルな木目が再現されているものもございます。
• ■ガラスorアクリル
  • 【呼び名】 ガラス、アクリル、ダストカバー、グレージング、等
  • 【材質】 ガラス、アクリル、塩ビ、PETシート
  • 【役割】
    • ・作品をホコリやタバコのヤニ、紫外線からの保護。
  • 【備考】
    ガラスとアクリルが主に利用されており、見た目だけでは判別は難しいです。
    ガラスはキズがつきにくいが、重く割れやすく、
    アクリルはキズがつきやすいが、軽く割れ難いです。
    現在では安全面も考慮し、アクリルを選択される方が多くなっております。
    塩ビやPETシートは簡易フレーム（ポスターフレーム）等の安価なタイプに使用され、
    0.5mm厚程度と薄く、軽量化やコストダウンに優れています。
    UVカットタイプや反射を抑えた低反射アクリルガラスなどもございます。
• ■マット
  • 【呼び名】 紙マット、マットボード
  • 【材質】 紙（中性紙）
  • 【役割】
    • ・ガラスと作品が密着しないように空間を作る。
    • ・フレームと作品の余白を隠す。
    • ・作品の装飾性を高める。
    • ・作品の保護（酸化防止）。
  • 【備考】
    2mm前後の厚みが多く利用されておりますが、1mmや3mmといった厚みもございます。
    表面には色や模様の付いた紙や、布・スエード等が貼られており、
    芯（カット面）は白がほとんどですが、「黒芯」と呼ばれカット面が黒くなるマットもございます。
    
• ■台紙
  • 【呼び名】 台紙、あて紙、等
  • 【材質】 紙、中性紙、等
  • 【役割】
    • ・裏板（ベニヤ）のアクが作品につかないように保護。
    • ・作品を湿気から守る。
    • ・中性紙の場合は作品の保護（酸化防止）にも有効です。
• ■厚み調整材
  • 【呼び名】 厚み調整材、中身、等
  • 【材質】 段ボールシート、発泡シート、フォームシート、等
  • 【役割】
    • ・厚みの調節。
  • 【備考】
    厚みのある作品を入れる場合は、このシートを外して入れる。
    深さのない額縁には付属していない場合もございます。
• ■裏板
  • 【呼び名】 裏板、バックボード、等
  • 【材質】 ベニヤ、MDF、PPコルゲート、等
  • 【役割】
    • ・裏面の保護。
    • ・フレームの補強。
  • 【備考】
    サイズの大きい額縁や、深みのある額縁の場合は厚みのあるパネルタイプの裏板もございます。
• ■トンボ
  • 【呼び名】 トンボ
  • 【材質】 鉄、ステンレス、プラスチック、等
  • 【役割】
    • ・裏板の固定。
• ■吊り金具
  • 【呼び名】 吊り金具
  • 【材質】 鉄、ステンレス、等
  • 【役割】
    • ・展示の際、紐を通す金具。
• ■紐（ひも）
  • 【呼び名】 紐
  • 【材質】 綿、アクリル、ワイヤー、等
  • 【役割】
    • ・展示の際、壁側の金具に額縁をかける為につけます。

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各部分のサイズ

Ｅ  …かかり寸法（しゃくり幅） ガラスやマット・入れ子、作品を受けるための部分の幅。	Ｆ  …しゃくり寸法（深み寸法） 対象物をいれるための深み。	Ｇ  …額縁実寸法（内寸法） 制作寸法、額縁の内側の出来上がり寸法。
Ｈ  …口先寸法（端先寸法） 作品の見える幅（外枠口先寸法と入子口先寸法がある）。	Ｉ  …縁外寸法（外寸法） 縁の外側の寸法。	Ｊ  …ガラス寸法（アクリル寸法） 額縁実寸法と同じよう使われることが多いが、実際には実寸法より1〜3ｍｍ小さいものが入る。

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